写真を撮ると

写真を撮るは、写真撮影にについての話をメインに書いていきます。

レンズという筒選び

by ひろ

カメラ本体の話をしたので次はレンズに触れない訳にはいかない、ということで今回はレンズです。

レンズはね〜、カメラ本体への憧れからレンズの重要性に気付きレンズの違いに気付くと、いろいろレンズが欲しくなってきます。レンズの評価は、解像度・収差・色再現性とか色々指標が有ります。これだけ信じてレンズを買う場合、同メーカーの同じ焦点距離のレンズなら高い単焦点レンズを選べば普通は間違い無いです。でもレンズには数字的指標の他に色々な言葉で表現されていて、味・空気感・切れ味・描写性・ヌケ・美しいボケ等の表現が使われています。もちろんそのレンズの特徴を言い表している場合の多いのですが、この表現がくせ者でその人の感覚によってはそれのどこが良いのか?と考える事のもなってしまいます。実際「味」とか言われても、そのレンズ知らない人は分からないですよね。舐めてみたりはしないでしょうけど(^^;

さて、何を信じてレンズを選ぶか?もう用途によるとしか言い様が有りません。スペック見てたってある程度しか分かりませんから、作例を見たり実写してみるのが一番現実的という平凡な結論になるでしょうか。

例えば、人物ならば収差が無くて軟らかい写りのレンズが良いでしょう、収差が酷くて顔が歪んだり、きっちり写り過ぎて気になる所まで見写るのはまずいでしょうね。風景だったらピントの置き場所によるでしょうけど近景ははっきり遠景はすーっと消えて行くような遠近感の有る写りでしょか。好みの別れる所ですね。超望遠レンズは、遠くの物を切り取るのですからくっきり写って欲しいですね。また、山登るので大きなレンズを持っていくのは体力的に厳しい、等の理由である程度妥協する場合も有るかもしれません。

何をどの様に撮りたいのか、どんな写りが好みか、それに合わせて選ぶということで答えはそれぞれの心の中に有るということになりますね。

取水堰の水辺にいたクロアゲハの写真
それぞれの考え方は違うもの、だから自分の心のままに。

カメラという箱選び

by ひろ

写真を始めた頃はカメラ本体に夢やロマン?を持ってしまいがちです。プロが使ってるあのカメラが欲しいとか、スペックが良い機種がいいとか。でも極論するとカメラ本体は、写真撮影を補佐する道具です。ピントを合わせたり・露出を合わせたりとレンズの能力を引きだすために色々調整している訳ですからね。写りに係わるのはレンズに因る事が多く、レンズの性能以上に写りが良くなる事は無いです。ここが分かってくると一歩前進するするのですが、レンズ沼への入口に立つ事になります。

勿論カメラも作りが悪いと画質を落としてしまいます。特にデジタルカメラは画像用受光素子が有りますから。素子から画像に落とす作業のチューニングでも変わります。その為、各カメラ会社によって出てくる色が違うという点が有ります。特にデジタルカメラは顕著なため一度サンプルを見ておくといいですね。

では、最低限の要件が揃えば高いカメラは要らないのでは?という事では無く、機能や材質が優れていればカメラの信頼性が向上しますから。
例えば、

  1. ピントが素早く合う –> 動く被写体が撮りやすくなる。(レンズ次第ですけど。)
  2. 露出が正確 –> 何度も取り直しとかしなくていい。
  3. システムが豊富 –> いろいろなシチュエーションに対応出来る。
  4. 丈夫で軽い材質 –> 状態の変化が少ないので信頼性が上がる。

等の恩恵を得る事が出来るでしょう。でも、一番大切なのは使ってみてのフィーリングかもしれませんね。どんなに高性能でも自分にとって使いづらいカメラは、ストレス溜まりますからね。(慣れとも言えますが、思い入れが必要でしょう。)

結局、覚悟と予算が有るのなら高くても高性能のカメラを使用した方が近道で有る事は間違いないと思います。でも覚悟が足らないとホントにただの箱と化してしまいますよ(^^;

ZenzaBRONICA S2
本当に箱みたいなカメラも有るよね。