by ひろ
前回のレンズ話、高いの買った方がいいという身も蓋の無い部分が有ってそれで投げっぱなしというのも無責任なので、ちょっと違う視点で見てみましょう。
世の中には棒にも箸にも掛からないというか、中途半端なレンズは確かに有りますが、逆に収差を利用してソフトレンズやトイレンズを作られている場合も有ります。じゃキットレンズの標準ズームレンズとか高倍率ズームレンズは使い物にならないのか?というと使い方次第と思うのですよね。例えば上下方向に樽収差(上下に膨らんで見える。人は撮っちゃだめですが。)がある広角側なら風景を撮れば広さが強調されて見えますし、望遠系のズームレンズなんだけどモヤッているレンズは最短距離付近で花撮ったらちょっとソフト気味な写真を撮れたりします。こんな感じでそれぞれの弱点を武器にする事が出来るのです。でもまあ、その効果を狙って買うものでは無いですけどね(^^;
高いレンズが買えない時や古いレンズ使う時、それぞれのレンズの特徴を知って生かす道を探せば思ったより良い写真が撮れますよ。
見て感動出来れば、スペックなんて関係なし!